種類の異なる矯正装置の付け替え

(更新日2021年4月22日)

今回は7回目の歯科矯正の調整のお話です。

矯正の装置が変わったのでそのあたりのお話をご紹介します。







下の歯の装置が全て同じに

他の記事でご紹介したのですが、下側は歯の重なりが沢山あり、全ての歯に同じ装置を付ける事が出来ませんでした。

基本的に通常の装置はクリアスナップというものでワイヤーを留めています。

ですが通常の装置が付けられない歯は、装置本体にワイヤーを通す穴の様なものがあり、そこにワイヤーを通すという形を取って歯を動かしていました。

厳密に言うと実際のものと形は違いますが、仕組みとしてはこのような感じです。


©さんがつの歯科矯正を始めます イラスト


小さい装置は通常の大きさの約半分程度です。

このような小さな装置でもきちんと歯は動いています。

実際に私の歯も徐々に移動したので良い位置まで来た時に、正規の装置を付けるスペースが出来たので付け替えました。

次のイラストのピンクの歯が取り換えた部分です。

©さんがつの歯科矯正を始めます イラスト


 この様に歯の状態によって装置を付け替え、細やかな調整が出来るのもワイヤー矯正のメリットですね。



下の歯が強固に固定

下の歯全てに一般の装置が付いたので遅れを取っていた移動を促す為に、針金の様なもので固定しより強固になりました。

またワイヤーが交換があったので、更に太いワイヤーが通りました。

イラストにするとこの様な具合です。


©さんがつの歯科矯正を始めます イラスト



通常ワイヤーを留めているのは「クリアスナップ」という装置が付いていますが、該当の歯は、針金の様なもので固定されています。

そして「パワーチェーン」と呼ばれるもので引っ張っています。

ゴムの様に伸び縮みのする樹脂製の輪っかが連なっているものです。

この処置を取っているものが、左下5番と右下5番です。

遅れを取っている歯は「針金固定+パワーチェーンで引っ張る」の2段階の対策で歯を動かしている様です。


最後に

何回かお話しをさせて頂いていますが、ワイヤー矯正は見た目の無骨さと違って、移動の精度で言うとかなり高い装置ではないのか?と感じています。

個別の歯に対してそれぞれの加減で動かすというという事に関しては得意な装置なのかもしれません。

先生が歯の1つ1つの状態を把握している事が感じられて、患者側としてはとても頼もしいです。


余談ですが今回は固定が強くなったからでしょうか?

当日の夜と、翌日に痛みが出てしまいました。

夜に関しては「歯が動きすぎてありえない方向で並ぶ」という夢(悪夢?)を見ましたので、そうとう痛いと感じていた様です・・・。

ですが2日後には痛みはさほど感じませんでした。

痛みの個人差はありますが、慢性的なものではありませんのでご安心下さいね。



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