今回は「歯科矯正の無料相談を受けた話」をメインにご紹介したいと思います。
矯正の無料相談や無料診断というのは病院選びの参考になるので是非受けて頂いて、病院選びの材料の一つにして頂きたいと思います。
そして私が受けてきた2件の無料相談の診断の様子や内容は、治療の方針について大きな違いもあったので結果的に受けて良かったですし、とても参考になりました。
矯正の無料相談・診断について
矯正の病院選びの参考になるのが、無料相談や無料診断です。私は2つの病院で相談しました。
この無料相談というのは病院によって予め日程が決まっていたり、設けられてい日にちが決まっているので、予約を取って受診する事が多いです。
無料相談の事をネットで調べてみると「事前に予約が必要」という病院が多いようでした。
そして「受けてみたい!」と思ったら早く予約の連絡を入れて下さい。
私の場合、連絡を入れた日から1か月先の受診になってしまいました。
せっかちな性格なので「そんなに先になるのか〜!」と思った記憶があります。
「歯科矯正は長い年月がかかる!」の最初の教訓になりましたね。
それでは続いて受診した「Aクリニック」と「B病院」の2つの病院の内容の違いについてご紹介します。
一般歯科と矯正治療のある「Aクリニック」
まず初めに無料相談に行ったのがAクリニックです。ここの矯正治療は、普通の一般歯科の治療と併設しているのが特徴です。
一般歯科もある矯正治療のメリット
調べてみると矯正の医院というのは、矯正を専門に行っている場合が多いです。つまり矯正以外の治療は一般歯科だったり、口腔外科を掲げている歯科医院で行う必要があります。
ですので一般歯科と矯正治療が併設されている医院には大きなメリットがあります。
それは矯正前に抜歯が必要であったり、矯正期間中に虫歯になってしまう事があるからです。
矯正治療の間に矯正以外の事で歯のトラブルが起きる場合はあります。
(実際に私も歯を動かす事により虫歯が発覚しました)
このような時に患者からみると治療の並行がスムーズだと言う事と、通院が楽だと言う事です。
・担当の先生方の治療についての意志疎通が簡単
・診察の予約のやり取りが、同じクリニック内で可能
という事で、上記の内容が魅力的に感じられたので、矯正相談の予約をしました。
無料相談の内容と結果
矯正の無料相談と言う事で、簡単に矯正治療の説明がありました。パンフレットや医院での資料、模型等を用いてわかりやすく教えて下さいました。
そして実際の治療内容や金額等の説明がありました。
その後、診察室に向かって歯並びを見てもらいました。
こちらは親知らずの抜歯でお世話になっていたクリニックでしたので、その際に取ったレントゲンも見ていただいたかと記憶しています。
そして結果です。(無料相談でしたがしっかりした説明がありました。)
内容は以下の通り。
・上の前歯は出っ歯ぎみ
・下の右側の方が前に落ち込んでいる(親知らずが押した)
・親知らずは、上下4本とも抜歯する
・上下の第4小臼歯を4本とも抜歯する
・ヘッドギアを使用してもらう(出来る限り着用して欲しい)
・ヘッドギアの効果が出るかは判断が難しい
・上の右側の歯を抜いても、スペースが足りないかもしれない
・上の左側はスペースが確保できるが、余る可能性がある
・もっと詳しい検査の上で再度考えたい
との事でした。
端的に言うと、「親知らずを全部抜いて他に4本の小臼歯を抜くけど、歯を並べるのには少々難しいかもしれない。 」という感じに受け取りました。
先生とのやり取りについは、説明が分かりやすい上にお話もしやすいと感じました。
ですので治療のコミュニケーションを取って進めていく分には、全く問題が無いと感じました。
ただ、「歯を8本抜くけど、治療が難しくなるかも?」というような事を言われて、少しがっかりした気持ちになって帰宅しました。
歯科矯正の専門医院「B病院」
続いて受けたB医院は、歯科矯正の専門医院です。先の併設クリニックと違って矯正以外の治療はありません。
そして私の矯正治療はこちらのB医院で進める事となりました。
矯正専門病院での治療のメリット
この病院は自宅から少し離れた場所にあるのですが「無料相談を設定している」事と先のブログにあった「矯正認定医が治療を行っている」という様な事でしたので、とりあえず話を聞いてみる事にしました。矯正を専門に行っている病院のメリットは先生の経験数だと思います。
そして矯正のトラブルがあった場合の予約がスムーズだという事です。
矯正中にワイヤーが折れた事があったのですが、すぐに電話をすると当日に受診する事が出来て処置もして頂きました。
無料相談の内容と結果
こちらもAクリニックと同じ様な流れで、矯正の説明と診察室で歯並びの確認をして頂きました。矯正の説明も同じような感じで、資料や器具・模型を用いての矯正治療の説明があり、金額の提示もありました。
ただ、診察については前回のクリニックより丁寧で、何度も何度も歯の噛み合わせを確認して下さったと記憶しています。
歯並びも診て頂いたのですが、噛み合わせの確認の為に、口を開けたり閉じたりした記憶の方が大きいです。
レントゲンのついては記憶があいまいで、どうだったかは覚えていません。
続いて内容ですが、歯並びについてはAクリニックと同じような指摘内容でした。
しかし、「先生によって治療の方針が全く違ってくるような歯並びかもしません。」との事でした。
「精密な検査の上で治療方針を考えますが・・・」と前置きがあり、
・下側の親知らずは横向きに生えているので抜歯
・下側の歯は抜かない
(理由は顎が小さくなり、後方へ下がる事が見た目や機能的にも良くないように思う)
・上の奥歯を抜いて親知らずを奥歯として使用したい
(大臼歯を抜いたスペースを活かして歯を後ろに下げる方法)
という事でした。
子の説明を受けて驚いたのが「親知らずを残して奥歯として使う」という選択肢があるという事でした。
そしてこちらで治療を行うという事であれば、「上側の親知らずを抜いていない状態で、もっと詳しい検査をしたいので上側の親知らずの歯は抜かないで下さい。」とも言われました。
Aクリニックで「合計8本の抜歯をする」という事を言われてショックが大きかったので、下の歯を抜かない方針や、先生の経験上の話(当然ですが、実際に治療の経験がある事など)がとても魅力的に感じましたので、帰る頃にはもうここでお世話になろうかと思っていました。
しかしいくら突然猛進な性格の私といえども、「矯正治療は人生に一度!」だと思っていましたし、家族と相談の上で検討するべきだと思いましたので、「家族と相談してよく考えたいのでお返事は改めて連絡します。」と伝えて帰りました。
2件の無料相談をうけての感想
という事で上記が無料相談時の内容になります。
Aクリニック
親知らず4本+小臼歯4本=8本抜歯
ヘッドギアの着用
検査次第でもう何本か歯を抜くかも?
親知らず4本+小臼歯4本=8本抜歯
ヘッドギアの着用
検査次第でもう何本か歯を抜くかも?
B医院
下の親知らず2本+上の大臼歯2本=4本抜歯
親知らずを奥歯に利用
下の親知らず2本+上の大臼歯2本=4本抜歯
親知らずを奥歯に利用
という事で、気持ちはB医院に傾いていました。
そして結果的にB医院で治療を進める事になったのですが、「親知らずを奥歯として利用する」という内容について私が考えたり調べたりした事は、別の記事でご紹介したいと思います。
最後になりますが、この様に結果が大きく違った事や、矯正の病院の転院が難しい事。
何度も治療を行うものではないという側面からも、病院の選定や治療の方向性の確認等も含めて、無料相談は是非にでも受けて頂きたいなと思います。
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