歯科矯正患者同士のやり取り「歯科矯正はポジティブな投資」

(更新日2021年4月22日)

今回はいつもと異なる流れで、ブログ記事を書き進めたいと思います。

タイトルの通りですがサイト主の矯正について考えている事をお話したいと思います。





普段のブログで同じ内容を発信しているかもしれませんが、宜しくお付き合い下さい。



歯科矯正は特別な事?

歯科矯正で嫌な目にあった話を聞いた

私はTwitterでブログの告知をしています。

そこまで本腰をいれている訳ではないのですが、それでも歯科矯正のツイートを目にする時があります。

ある方がこんな事をつぶやいていました。

その方の職場に少々個性的な性格の方がいらっしゃるそうです。
決めつけて噂話をしたり、マウンティングをしたりするそうです。

それでその方にこんな事を言われたそうです。

「お給料は少ないのに、矯正をするお金はあるんだね」と。

その方は「小バカ」にされたような思いを抱き、とても気分を害されたそうです。

その方は審美目的では無く治療の為の歯科矯正です。

保険適応な上に治療をする目的で貯金をされていたので「大変な支払いではありませんよ。」と説明をしたそうです。

すると治療目的である原因を「変な疾患」だといって、私の家族は健康だから関係のない話だと言ってきたそうです。

このような事を言われて、とても悔しい思いをされたとおっしゃっていました。



矯正の先進国「アメリカ人の歯科矯正についての感覚」

「矯正はお金がかかるから、芸能人のような特別な人がするもの」

実はこれ、私が矯正前に感じていたイメージです。

「お金がかかる」という部分ですが、実際に治療を始めて100万円近くかかっているのでかなりの高額です。

では高額な矯正治療は、本当に特別で変わった治療なのでしょうか?

海外のアニメ映画の中で、歯科矯正をしている子供が出てくるシーンを見た事があります。

有名な映画なので、ご覧になった方も多いと思います。
かなり目立つ大きな装置を付けています。

アメリカでは矯正についてどの様な感覚なんでしょうね?
その答えが下記のサイトに記載されていました。

矯正歯科まとめ | アメリカは歯並びのキレイさが絶対!重要視される理由とは?

なぜアメリカではそんなに歯並びが大事だと思われているのでしょうか。

この記事ではアメリカで歯が重視される理由やアメリカと日本の矯正のちがい、矯正のメリットなどを紹介します。

アメリカでは白くてキレイな歯が、ステータスとされています。真っ白でキレイな歯並びはそれだけで格が上がったように感じられるようです。逆にいえばお金がない人は歯がガタガタで黄ばんでいるというイメージがあるそうで、イラストや風刺画などでも誇張して描かれます。
そのため、親は子どもに優先的に矯正をさせています。日本では考えられないですが、なかには借金をしてまで子どもの歯を矯正する家庭もあるんですよ。
歯並びが悪い子どもを放っておくのは親として責任を果たしていないという考え方もあるほどです。

という事です。
文化の違いでしょうか。

日本はここまで歯並びについて重要視されていませんが、アメリカでは歯が綺麗な事は「当たり前」という感覚のようです。

またメガネをかけて見えるようになる事と、歯を矯正する事は同じだという感覚だという話をネット記事で見たこともあります。

費用は高額だけど、具合が悪いなら治さないと(治療しないと)いけないという感覚ですね。



矯正が珍しい「日本人の歯科矯正についての感覚」

日本にいると、冒頭のやり取りに有る様に「矯正についてネガティブ」だったり、「珍しい事(変わった事)」だったりするイメージがあるようです。

私もネガティブだったと所まではいかないのですが、「一般的な治療」という意識はありませんでした。

アメリカ人のように歯並びが悪い事に対して「何とかしようと思わないのか?」というのは、治療費もそうですが歯並びに対する感覚の違いが大きいと思います。

日本の文化は女性が大口を開けて笑うのは、あまり良い事ではなとされています。

口元に手をそえて笑うというのは、どちらか言えば上品なイメージです。
歯を隠す事に悪いイメージはありません。

そして「八重歯が可愛いと思う」感覚です。

八重歯は歯の種類で言うと「犬歯」にあたります。

犬歯は寿命が長く、丈夫な歯です。

その犬歯が「八重歯」になっているという事は、噛み合わせの機能として良くないのは素人から見ても明らかです。

「機能面でよくない状態=不具合」であっても、日本では「可愛い」とか「個性的」のようにポジティブに受け取られます。

ですから歯並びを整えたり、噛み合わせを治したりする事は特別で、余計な治療だというイメージがあるのだと思います。



歯科矯正は治療以外に未来の投資でもある

上記の二つの価値観を比較してどの様な考えを持たれましたか?

ここでどう思うかによって、矯正がポジティブに感じたり、特別に変わった事だと感じたりすると思います。

ですが私はもう少し異なった解釈をしています。
それは「自分の未来への投資」です。




「歯の矯正をしたい」と考えている事は、少なからず歯並びが悪いと思います。

もちろん、疾患の上で治療する事もそうです。

日々の悩みや不具合で生活が不便だと感じていたり、嫌な気分をしていたりとしたら、それは人生においてマイナスの部分です。

これを解決してしまう事を未来の自分へ「投資」と考えるわけです。

この「投資」という言葉についてどのようイメージをお持ちですか?

何だかビジネス用語で使われる事が多くて普段の生活では聞かない言葉ですね。

投資(とうし)とは - コトバンク

世界大百科事典 第2版の解説
とうし【投資 investment】
将来得られるであろう収益を目的として,現在資金を支出することを投資という。

グーグル検索では、下記の様に表示されました。

利益を得る目的で事業などに資金を出すこと。比喩的に、将来の利益のために多額の金銭を投入すること。

例えば普段のお買い物はどのようにされていますか?

もし欲しいものを「手にいれたい」という気持ちだけで買っていれば、それは「欲求をみたしている」という割合が大きいかもしれません。

必要なもので、更に「自分の価値を高めてくれるもの」だとしたら、それは広い意味で「投資」だと思います。

少し高い洋服や化粧品。
単に欲しいと思って買えば、無駄使いになるかもしれません。

ですが、高くてもその洋服を着た自分が素敵になるのであれば、これはある意味で「投資」です。

化粧品も自分にとって「自分の価値を高める効果がある」のなら、「投資」と言って良いと思います。

つまり自分が感じていた不具合や、ネガティブな気持ちが無くなったり、将来にわたり有効だと思えば、これは無駄な出費ではありません。

価格が高くても、自分の中でそれ以上に価値のある時間を過ごせるのであれば、それは立派な「投資」であると言って良いと思います。

私は40歳を超えてから治療を始めました。

小学校の高学年から気にしていたので、実に30年近く歯の悩みがありました。

幸い虫歯によって歯を失う事は無かったのですが、ほんの遠くない未来に虫歯になって歯を失う可能性はあります。

私が何歳まで生きているのかはわかりませんが、今後数十年は歯並びや噛み合わせの悩みは無くなります。

人前で歯並びを気にすることなく食事が取れます。
笑顔で写真に写れます。

そういった時間を得る為に私は「お金」で解決するのです。

これはそんなに特別な事でしょうか?



最後に

という事で今回は私の歯科矯正についての考え方のお話でした。

あくまで個人的な主観なので、色々なご意見があると思います。

ただ少なくとも私の家族は私のこの考えや思いに理解があって応援をしてくれています。

私はアラフォーで、まぁ一般的には「おばさん」の入る年齢なのですが、良いように表現にすると「大人の女性」です。

それを踏まえて・・・。

私は冒頭の方にこんな言葉を返しました。

歯科矯正は、治療以外にも未来の自分への投資としても有効です!
自分に投資が出来る。
自分を大切に扱う。
私はそういう大人の女性になりたいし、そういう人になりたいです。
自分に投資してます!
そう言う風に強く言える、カッコいい大人の女に成れば良いんですよ!

と。
その方からお返事ありましたか?ですか?

はい、もちろんありました!

絵文字を抜いて、少し表現を変えていますが、このようなお返事でした。

「凄く素敵な考え方で、ほんとにほんとにそう思います
今まで「病気の治療」という認識でいましたが、数十年後の未来でも生まれ持った自分の歯で食事を楽しみたい、という気持ちが歯科治療を決心させたので、これからは自分の気持ちとセットで自分への投資だと言えるカッコイイ大人目指します」

です。

折角長い時間をかけて、安くはないお金をかけて治療するんです。
前向きに取らないと勿体無いですね!

そうです。

歯科矯正は嫌な事でもネガティブな事でもありません。
ポジティブなもので、投資でもあるのです。

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