今回のお話は矯正の装置が取れる事もあるよというお話です。
これは15回目の調整時に気が付いたので普段の生活のどこかで取れたようです。
歯科矯正中に装置が外れる事がある
矯正装置の誤飲は珍しくない
実は１５回目の調整日の1週間ほど前から、左上の親知らず付近のワイヤーが余っているような感覚がありました。矯正が順調に進んでいると奥にワイヤーが少し飛び出すので、「ちゃんと移動しているのだぁ」と呑気に構えていました。
迎えた15回目の調整時に先生から、「上の左側の奥ですが、ワイヤーが当たって痛くなかったですか？」と聞かれました。
順調に進むと先生が驚くほど奥へ出るものなのかな？なんて思っていましたが、聞かれても痛みはそんなにありません。
ですので「痛くなかったですよ？」と答えました。
すると先生から「そうですか、実は装置が取れています。」と。
「えぇぇぇ！！全く心当たりがありませんよ！！」と思わず大きな声で返事をしてしまいました。
そうです。
指摘されるまで全く気が付かなかったのでとても驚きました。
という事は・・・と少し考えると飲み込んだ可能性が考えられます。
「先生、そういう事でしたら多分飲み込みました・・・」と、またしても私は装置を飲んでしまったようです。
「またしても」というのは、以前に矯正のワイヤーが折れて誤飲したっぽい事件があったのです。
歯科矯正のワイヤーが折れて誤飲した話
今回も「装置が外れる事は珍しい事では無いので、体内に入っても問題はありません。大きな心配は無いですよ。」と教えてくれました。
ワイヤーの誤飲時は、何となく胸がつかえたような感覚がありました。
今回の装置は心当たりもなければ、誤飲をした感覚もありません。
恐らく食事の際に食べてしまったのだと思います。
銀歯につけた矯正装置は外れやすい
それから親知らずの装置が外れてしまった原因の一つに、「銀歯」という事もあるみたいです。過去に「銀歯に装置を付けるのは、治療していない歯に付けるよりも外れやすい」という説明を受けていました。
装置を始めて付けた時は、装置が銀歯にしっかり接着されているか確認するために、ワイヤーを通さず（力をかけず）に1か月程過ごしました。
矯正が進んでいるのと、ワイヤーの力がかかっているのもあって外れたようですね。
再度外れないように、前の接着剤と違うもので装置を付けますとの事で、再装置をつけて頂きました。
矯正装置が外れていた期間の弊害が出る
銀歯の装置を付けなおす時に、「前歯が少しずれているので、ここの装置を付け変えたい」と言われました。親知らずの装置が外れ、矯正の調整が乱れたのでしょうか？
自分の顔は毎日見ていますし歯磨きの際に前歯を見ているのですが、前歯がずれたとは全く気が付きませんでした。
矯正の先生はやっぱり凄いんですね。
という事で上の前歯2本の装置の付け替えがありました。
矯正装置の付け替えについて
矯正の外れてしまった場合とは違って、治療で付け変える事もあります。今回の前歯の装置ですね。
付け替えという事で付いている装置をはがすのですが、思っているより簡単に外れた印象です。
歯に力をかけますが、強固に付いている印象の割に外す事は複雑ではないように思いましたす。
ですので装置のつけ替え治療も思っているよりスムーズに終わりました。
装置が揃ったらワイヤーを取り替えて、今回の治療は完了です。
おまけ いつもの調整時の流れ
おまけというのではないのですが、いつもの調整の事もお話しています。大抵は上下どちらかのワイヤーの交換と全体の細かな装置の調整を行います。
歯の並びを何度も確認しクリアスナップを全部はずし、矯正のワイヤーを外します。
ワイヤーが無い状態で歯並びや噛み合わせを確認します。
今の歯の状態の確認が終わったら、新しいワイヤーを通します。
新しいワイヤーもつけたり外したりを何度か繰り返すので、どうやら細かな調整を行っているようです。
そしてワイヤーが通れば今度は固定する装置です。
クリアスナップでパチンパチンと留める歯もあれば、固定装置を付けないでパワーチェーンを引っかける場合もあります。
逆にしっかりと針金の様な細いワイヤーで固定する歯もあります。
全部の歯が同じ固定装置の場合もありますし、個々に異なる固定の場合もあります。
本当に歯の矯正治療は細かな調整の連続なんですね。
このような流れで月に一度、約１時間治療を行っています。
最後に
装置が取れていた事を知った時は驚きましたが、無事に調整が完了しました。装置が外れていたのは短い期間だったと思うのですが、装置が外れた事により治療の進行とは異なる歯の移動があったのかもしれません。
今回は装置の治療が大変だったので時間もいつもより長くなってしまいました。
少し変な感想ですが、歯の矯正って金額だけで見ると高いですよね。
なのですが、こんなに細かな治療になるのなら高額になっても仕方ないなぁとも思いました。
今回は歯の矯正ってものすごく繊細な作業なんだなぁと再認識した調整でした。
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