歯科矯正で歯が長く見える?歯の根元の露出について

(更新日2021年4月22日)

矯正開始から約9ヶ月目のお話です。

前歯の噛み合わせに変化が起きて、少し心配な事がありました。

今日はそのあたりのお話をご紹介したいと思います。




前歯が上下同じ位置でかみ合っている

この時の歯並びの状態は、下の前歯が徐々に前方へ傾いていました。

それで上の前歯と当たるような感じ、もしくは少し下の前歯が前に出ているよう感じになっていました。

いわゆる受け口っぽい雰囲気です。



©さんがつの歯科矯正を始めます 歯のイラスト


前歯の噛み合わせで言うと、歯と歯の先端が同じ位置で当たるのは不自然です。

恐らくですが、下の歯列が正しい位置へ動く過程で、スペースの関係上一番外側にある歯が斜めに押し出されて噛み合わせがズレているのだと思います。

このように歯が斜めにどんどん押し出されれば、歯茎から歯が飛び出てしまいます。

このまま進むと歯の根が飛び出てしまうのでは?と少し心配になりました。

次 回の調整までに歯の根本の露出が感じられたり、歯がしみたりすれば診察を受けようかな?とも考えていました。

そうした心配があったので歯の様子を注意深く見ていたら、2週間ほどで前方への傾きを感じなくなりました。


©さんがつの歯科矯正を始めます 歯のイラスト




歯科矯正で歯が長く見える?歯の根元の露出について

大事に至らずに良かったのですが、もし歯科矯正の歯の移動によって、歯の根元が大きくむき出し(露出)になった場合に、どのような事が起きるのでしょうか?

心配した時に調べた事を少しですが書いてみます。


【失敗しない矯正治療】歯根が露出してしまう!?(非抜歯・拡大治療・歯根露出)│JSO 日本歯科矯正専門医学会 【矯正歯科、歯列矯正、専門医検索】


歯根が露出するということは本来歯根を覆っている「歯槽骨」「歯根膜」「歯肉」が全てなくなっている状態です。
歯根膜がなくなった場合、二度と歯槽骨と歯肉が自然に再生する事はありません。

一部抜粋しました。

という事で、無理な矯正で歯が歯茎から飛び出るような事になれば、歯がダメージを受けてしまうのです。

こちらは非抜歯矯正の治療でしたが、歯を並べるという事はスペースがあって出来る事なので、無理な非抜歯矯正は大きなリスクが伴うと推測が出来ます。

矯正中に少し歯の根が出ているように感じる(歯が長くなった)という方もいらっしゃると思います。

私は症状に改善の傾向が見られましたが、あまりにも不自然だったり長い期間そうなっていいたりする場合は、必ず主治医へ相談された方が良いです。

このように矯正中に気になる事が起きたり不安な事が起きたりした場合は、先生に症状を見つけてもらう前に、自分で知らせった方が解決が早いです。

きちんとしたお医者様であれば不安を受け入れて下さり、必ず納得の行く説明があります。

矯正は長期の治療になるので、気になる事はどんどん質問して不安の無いように治療を続けた方が結果的に良いと思いました。
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